恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)
第29章 夕暮れネイルに色香のeyes / 🔥✳︎✳︎
「杏寿郎さん……そこ気持ちい…あ…もっと…お願い…」
「ああ…ここか?」
彼の長い指が私の泉の入り口にスル…と侵入すると、あっと言う間に自分の中の気持ち良い所を探し当てる。
2人の頭上からは、温かいシャワーが心地よい滴となって降って来ていた。
彼が私の中をかき混ぜる音はシャワーと混ざりあってよく聞こえない。
瞑っていた両目を開けると、至近距離で恋人が私をドキッとさせる姿で見ていた。
いつもピン!と立っている前髪は、水滴が顔にたくさん降っていて、とても魅力的。そして自分が大好きな日輪の双眸は目の奥に柔らかくも熱く燃えている炎がある。
『本当に綺麗でカッコいい人だなあ』
彼の触り心地が良い両頬をそっと包むと、目を細めて笑ってくれた杏寿郎さんが1つキスをくれた。
その後はまた彼から口付けを少しずつ貰っていく。
「君は本当に…ん…愛らしい……」
啄みから始まる彼の口付け。そこから段々深くなっていくやりとり。
「ん…そこも…いいです…」
恋人の首に手を回せば、お互いの体が更に密着する。私の下の入り口に入っている、彼の2本の指も自然と奥に進んだ。
「今日の七瀬は…いつもより…はぁ…素直だ…」
「そう…んぅ…ですか……?」
ああ、と言われると今度は私の両頬が彼の掌で包まれる。