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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第26章 ファーストオレンジアロマ / 🎴✳︎✳︎


30分後……服を着た私達は一緒に夕食を食べる。

炭治郎は和洋中、なんでも上手に作れる。彼の実家に遊びに行った時はしょっちゅうご馳走になっていた。

今日は私の一人暮らしの家に初めて来てもらった…と言うのもあり、自分だけでイタリアンに挑戦。

「手伝うよ」と何回も声をかけて貰ったけど、今回だけは1人でやると譲らなかった。

きっと大事な1日になる……そんな思いを込めて、精一杯頑張った。


トマトクリームパスタ、グリーンサラダ、オニオンスープ。
目の前に座っている彼が何度も「美味しい」と言って全部食べてくれた。食べ終わった後は、一緒に食器洗い。


洗い物が終わったので、小さなテーブルに橙色のアロマポットを1つ置く。

その上の容器に水を入れ、何滴かエッセンシャルオイルを垂らして、ポットの下の容器に入っているキャンドルに火をつければ、あっと言う間にワンルームが癒しの空間になった。


「どう?これ、良くない?」
「オレンジの良い香り…七瀬、好きだもんな。柑橘系」
うん、と頷けば後ろからギュッと私を抱きしめてくれる炭治郎。

「続き……したいな」
うなじにかわいいキスが一つ落ちた。
ふふっと笑顔になった私は、彼の方を向いて炭治郎の両頬を包む。

「…しよっか」
「うん」
お互いの顔がゆっくりゆっくり近づき、再びキスを交わす。
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