• テキストサイズ

君と紡ぐ恋物語【鬼滅の刃】

第9章 あなたの愛に包まれて*後編 上* 宇髄天元












あれから…

宇髄さんがしっかり看病してくれたおかげで、私と奏真はすっかり元気になった。

そして案の定、宇髄さんは私と奏真の風邪をしっかりもらい(主に私の?)寝込む事になってしまい…。

勿論私が宣言通り全力でお世話させて頂いた。

『てんげんおにいちゃんおねつさがったー?』と、奏真が1時間ごとに宇髄さんのおでこを触りまくるので、ちっとも休まらないんじゃないかと内心ヒヤヒヤしていたけれど、熱は一晩で下がり、翌日にはすっかり元気な宇髄さんになっていた。

身体がとっても丈夫なのね。



その三週間後、待ちに待った三人でのお出かけを、遂に実現することが出来たのだ。



楽しみにしていた新幹線。
念願の恐竜博物館。

余程嬉しかったのか、一日中大はしゃぎで過ごした奏真。
何もかもが初めてで、きっと新鮮な気持ちだったんじゃないかと思う。

そして今、私達は帰りの新幹線に乗っているところなのだ。


「寝ちまったな」

「ふふ、大はしゃぎでしたからね。疲れたかもしれません」

「着くまで寝かしとくか」

「そうですね。宇髄さん、今日はありがとうございました。すごく楽しかったです」

「おう、また連れてってやるよ」

「はい、楽しみにしてます」


今日だけじゃない。
またこんなに楽しい日を過ごせるんだと思うだけで嬉しくなる。

次はいつだろうな。
その時私達結婚してるのかな。
…はっ!
そしたらもうただのお出かけじゃなくて、それは家族でお出かけだよね⁈

家族ってことは、夫婦ってことで…
宇髄さんと…
わ、なにこれ…
すごい、ドキドキ…





/ 234ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp