第3章 赤い月
ロビンの言う通り、この島にルフィ達以外の人の気配はない…
「村がこんなんだからな…、他の島に逃げたんじゃねぇのか?」
「…それもそうね。 村がこんなんだし、周りは森で住めなさそうだものね」
ウソップの言葉にロビンは頷いた
「ちぇー、サニー号に戻るか」
ガッカリした様子のルフィは来た道を戻り始めた
「また次の島に行こうぜ。 …あれ? ゾロー!! 戻るぞー!!?」
ルフィに続けて戻ろうとしたウソップが立ち止まったままのゾロを呼ぶ
ウソップのかけ声で先を歩いていたルフィとロビンも立ち止まって振り返る
=ダッ=
突然、ゾロが走り出した
「うぇ!!? ぞっゾロ!!? 何処行くんだよ!!?」
突然走り出したゾロをウソップ達は追いかける
(ここを…、俺は知ってる…!!!!)
【剣士さんは方向音痴なの? なら私が目印つけといてあげるっ】