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終わらぬ赤月の呪い *ワンピース*

第3章 赤い月




「なーんもねぇ島だな!」
目を細めて森の中を歩くルフィ

今は先ほど遠くて小さく見えた島に来ている

「おぉ! 見ろよルフィ!! 変な虫がいるぞ!!?」
「うぉおスッゲェ!!!!」

のそのそと動く亀みたいな虫のような生き物に目を輝かせるウソップとルフィ



「何だか変な島ね」
そっと近くの木に触れたロビン

「何もねぇ島だ、あまりここに留まっても無意味そうだぞ? ルフィ」
「えー! せっかく来たんだからもう少し探検しようぜ!! …む! あっちから冒険の匂いが!!!!」

すぐさま体の方向を変えて進むルフィにゾロはため息をついた

「ふふっ、もう少し船長さんのワガママに付き合うとしましょうか?」
「仕方ねぇ…、こっちだな」

「いいえ、こっちよ」
ルフィが進んだ逆方向に進もうとしたゾロにロビンは笑う





「うぉっ!!? 何だこりゃ!!?」
森を抜けた先の光景にウソップが声を上げた



「…火事の跡かしら…?」
燃えた家、地面、草や木の跡が広がっていたのだ

「家とか全部燃えちまってるなぁ…」
「こりゃ随分と昔のだな…」

燃えた家を見上げるルフィとウソップ

「村の住人はどうしたのかしら…?」
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