• テキストサイズ

夜空のような貴方へ

第2章 新生活


『…何か気になるものはありました?』












色々と説明していったけれど、食べられないものも無いらしく、食の文化で大きく異なることはないようだからよかった。

食が合わないとストレスになるから心配だった。











「さくらはどうするんだよい?」

『私ですか?
うーん、そうですね、、、私も嫌いなものはあまりないですし、マルコさんと同じお店で買おうと思ってますけど、、』

「…正直色々ありすぎて決めきれねぇよい。
おすすめあったら教えてくれよい。」

『おすすめですか…あ、私アレなんか好きですよ。』











私はすぐ側にあったパスタ屋さんを指さした。

夏の暑い時期は大葉と豚バラのさっぱりしたパスタが絶品なんだ。











「…へぇ、じゃあ俺はそこにするよい。」

『そんな私が好きなものでいいんですか?
あっち、お肉とかありますよ?』











偏見だけど、海賊ってお肉とかが好きなんじゃないかな、、、













「ふっ、いい歳したオッサンにはアレはキツいよい。」











マルコさんは加えて、あんまり気を遣うな、と言ってさっさと列に並んだ。






私は好きな大葉と豚バラのパスタ、マルコさんはペペロンチーノを頼んで席に戻った。

マルコさんは本当に荷物が無事なのをみて感心してた。












『ん〜!やっぱり美味しい!!
マルコさんどうですか?お口に合いました?』

「あぁ、うまいよい。」











マルコさん、今朝はあまり気づかなかったけど、凄く綺麗に食べる。

海賊だなんて信じられない。

海賊っててっきり、毎日どんちゃん騒ぎで食器なんて使わないイメージだった。












「?なんか付いてるかよい?」

『あ、ごめんなさい、、、ジロジロと…』

「いや、別にいいが、、、マナーでもあったか?」

『いえ、凄く綺麗に食べるな、と、、、』











私がそう言うと、マルコさんは少し驚いたような顔をした。




/ 22ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp