第14章 Happy Birthday!
「敦、えりかからのプレゼントがまだ残ってるぞ。」
「えりかちんから?」
私は空きロッカーに隠してあったプレゼントを取り出した。
『はい、むっくん!これは私から!お誕生日おめでとう!』
「…もーえりかちんってば〜。」
むっくんは照れくさそうな顔をして、ありがとうって言ってくれた。
ふふ、可愛いなぁ。
「そういえば、えりかさんは何をプレゼントしたんですか?」
「ほんとだ!桃っちと買いに行ってたから俺ら知らないんスよねー!」
「あー!さっちんと買い物行くって行ってたあの日〜?」
「そーだよ。ほんで俺らがわざわざオメーをマジバに連れ込んだんだよ。」
「そうだったんだ〜。」
「紫原っち、早く開けて下さいッス!」