第10章 限界
黄瀬side一一
再び黄瀬涼太ッス☆
今日で2人が喧嘩して3日目。
口をきかないって意地の張り合いで先に限界が来たのは紫原っちみたいッス。
今放課後の部活中なんスけど…
「あっれ〜?なんか足が痛いなー。なんでだろー。怪我したのかなー?」
紫原っちはえりかっちに構って欲しそーに、わざと大きな声で言ってるッス…。
でもえりかっちは黒子っちと話してて気づいてない。
「むっくん…大丈夫?」
「さっちん…。うん、なんかもー治ったみたーい。」
紫原っち…。まるで子供ッス…。
「あれー?今度はお腹痛いかもー。病気かなー?」
紫原っちはめげずに再チャレンジ…。
えりかっちの方をチラチラ見てる。
…やっぱり子供ッス…。