第7章 ボーイズトーク?
ほんと、えりかちんはモテるなぁ〜。
でも俺だって好きだし。
えりかちんが楽しそうに誰かと話してたらイライラするしー。
ほら、今だって赤ちんと笑顔で話してる。
…むかつく。
えりかちん俺だけのものになればいーのに。
「はーーーーーー。」
俺はため息をついて壁にもたれて座った。
「紫原君、どうしたんですか?イライラして。」
「…黒ちん。別にー。」
「なんとなく、分かりますけど。」
「別に何もねーし。」
「練習始まりますよ、行きましょう。」
俺はイライラが収まらないまま、練習を始めた。