第4章 夏だ!海だ!
バスに乗ってみんなでワイワイしていると、あっという間に合宿する場所に着いた。
「わー、えりか!綺麗な旅館だね!露天風呂あるんだって!一緒に入ろうね!」
『うん!楽しみだねー!』
「海は旅館からすぐの所にあるから、みんな部屋に荷物を置いて、着替えたら海に集合だ。」
そう言って征ちゃんは部屋の鍵を渡してくれた。
ちなみに部屋割りは、私とさつきが同じ部屋。
そして広めの部屋を男6人で使うんだって。
「何で俺えりかちんと同じ部屋じゃないのー。さっちん代わってよ〜。」
「えー!やだよー!代わったら私、男の子の集団の中で寝る事になるじゃない!」
「誰もオメーみたいな奴襲わねーよ。」
「大ちゃんのバカ!ガングロ!」
「なっ…ガングロって!オイさつきぃ!」
『むっくん、しょうがないよ。むっくん達の部屋に遊びにも行くから。ねっ?』
「む〜。えりかちんが言うなら…。」
「みなさん、とりあえず荷物を置いて着替えに行きましょう。」
「テツ君の言う通りだよー!えりか!いこいこー!」