第25章 バスケ部
帝光時代のように、休憩の時にはドリンクとタオルを渡したりと、マネージャーとしての仕事は難なくこなせた。
そしてこの日の練習はあっという間に終わった。
「えりかち〜ん、疲れた〜。」
『むっくん、お疲れ様。』
「えりか、さすがマネージャー経験者だな。初日なのにすげー仕事できてんぞ。 」
『福井先輩…。そんな事ないです。でも、ありがとうございます!』
「うおおぉおお〜〜!やっぱりマネージャーがいると華があっていいのおぉぉ〜!」
「モゴラ、うるさいアル。早く寮に戻って寝たいアル。」
「えりかちん、お腹すいた〜。」
『お菓子食べるの?もうすぐ晩御飯だよ?』
「食べる〜。お菓子食べても晩飯食べれるし〜。」
「アツシは本当にお菓子が好きなんだな。」
「うん。室ちんも食べる〜?」
「いや、俺は遠慮しておくよ…。」
(こんな練習の後にとてもお菓子なんて食べれない…。)