第22章 バレンタインデー
えりかside一一
午前の授業が終わり、お昼休み。
いつもならみんなでご飯食べるんだけど、今日は私とさつきとテツ君の3人で食堂にいるの。
みんな相変わらず女の子に追いかけられてるから。
「そういえば、さっき緑間君が女の子にチョコと一緒に、カエルの置物を貰っていました。」
『えっ?私、朝に真ちゃんがカエルのキーホルダー貰ってたの見たよ!』
「私もカエル柄のハンカチとクッキー貰ってるの見た!」
『何でカエルばっかり…』
「きっと、今日の蟹座のラッキーアイテムがカエルの物なんじゃないでしょうか。」
「ミドリンのファンの子達、凄いねー。」
そんな話をしていると、飲んでいたジュースがなくなった。
買いに行こう…。
ついでにさつきとテツ君を2人っきりにしてあげよう。
せっかくのバレンタインだしね。
『あ、私ジュースなくなったから買ってくるねー。』
「オッケー!」
「はい。分かりました。」