第19章 進路
「陽泉ッスか!?陽泉って確か…」
「秋田県なのだよ…」
「えりかお前本気かよ!?桐皇にしとけよ!すぐそこだぜ?」
「だめー。えりかちんはもう俺と陽泉って決まってるしー。」
『本気だよ。陽泉バスケ部のマネージャーになるの。』
「まじッスか…。驚いたッス…。」
「では、みんなバラバラですね…。」
「いずれ試合で会えるさ。必ず。」
「そうだな。お互い人事を尽くすのだよ。」
…この日の帰り道一一
いつも通りむっくんと2人で帰る。
『そういえば、どうやって私をマネージャーとしてスカウトしてもらったの?』
「えりかちんいないと練習やる気出ないってゆーか、えりかちんがいないなら陽泉行かないって言った〜。」