第7章 Stand By You-あなたのそばに-
覆うものがなくなった唯の胸は、夏油が思っていたよりも大きく、綺麗な肌に思わず息を呑んだ。
外気に触れ、既に主張していた胸の中心もより一層ツンと再主張したように感じた。
「……傑せんぱ…い……」
ハッとして声の方を見れば、まだ眠そうな顔をしているものの唯が起きている…。
…しまった。
…悪戯がすぎてしまった。
「……あぁ唯おはよう!いやー、ソファーで寝てたから運んだら私の手も巻き込んで寝てしまってね!」
焦りと動揺からいつもよりテンション高めで何事もなかったように言った。
起きたらいきなり服を捲られてて、おまけに胸を直接触ってました。
……なんて幻滅されかねない。
すると唯が夏油の方へ手を伸ばし、手を取った。
「え……っと……唯…?///」
夏油はその行動に驚きながら顔を赤らめた。
唯は夏油の手を取り、
その手を反対の胸へ押し当てたのだ。
「…こっちも触って欲しいです…」
目を伏し目がちにしながら少し恥ずかしそうに言う恋人の姿にクラっと目眩がした。
「触っていた私が言える立場ではないけど…いいのかい?」
そう問えば顔を赤らめながらこくんと頷いた。