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雷の竜と鬼

第10章 S級魔導士昇格試験 


ナツ「!!誰だテメェは!」

そう言って男に殴りかかるナツ。

エバ「殴った…」

エルフ「いきなりかよ」

ハッピ「やると思った」

(そうか…まだなのか。まだナツは……僕を壊せない)

ナツ「……お前なんか知らねぇ。名乗れ!」

(僕はもう誰も殺したくないのに…止められるのはナツしかいないのに…)

ハッピ「な、泣いてる……」

エバ「なんて不気味な奴なの…」

エルフ「……」

「!!……にげ…て…」

ナツ「!!」

ハッピ「なんだ!?」

エルフ「さっきの黒い波動か!?」

エバ「あれは命を奪おうとする魔力よ!」

ハッピ「ナツー!」

ナツ「全員ここから離れろー!」

「っ!!……」

ハッピ「ナツー!」

エルフ「バカ!行くな!」

辺りの木々は枯れ、消えていく

ナツ「んだよくそ……ケホッケホッ」

ハッピ「ナツ!」

ナツ「大丈夫だ。それよりアイツは?」

エバ「消えた?」

エルフ「なんだったんだ?」

ハッピ「ナツ!どうしたのそれ!…マフラーが」

ナツ「?…!!黒く……野郎イグニールからもらったマフラーを!」

ハッピ(イグニールのマフラーが身代わりにナツを守ってくれたのかな…)

……………

メス(この魔力…このプレッシャー……奴がこの島にいるのか!)

……………

なにやら不穏な空気が流れる天狼島。
そこに闇ギルド最大勢力の一角を担う悪魔の心臓が迫る。

ウルティ「ついに見つけたわ…眠ってるみたいだけど。時は来たようです…マスターハデス」

ハデ「その男…古の地に降り立ち黒き魔術を極め数万の悪魔を生み出し世界を混沌へと陥れた。魔法界の歴史において最強最悪の男…黒魔導士ゼレフ」
 「手に届く日が来たか……魔導の深淵…始めよう。進路を妖精の島へ」
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