第3章 幽鬼の支配者
仕事が終わりマグノリアに帰ってきたナツ一行。
街の人の様子がおかしいことを気にしつつもギルドへ向かうとギルドが壊されていた。
壊した犯人は小競り合いの絶えなかった幽鬼の支配者だという。
ギルド間抗争禁止条約のこともあり反撃できずに居る中翌日、チームシャドゥ・ギアが襲われ妖精の尻尾はファントムとの全面戦争を決意。
しかし…エレメント4の頂点、大空のアリアによってマスターは重症。怪我人も多く妖精の尻尾は撤退を余儀なくされる。
……………
自分の父親が引き金となり起こった戦争ということを知りルーシィは酷く落ち込む。
またギルドを襲いに来るであろうファントム。
その対策のためある男に助けを求める。
ミラ「マスターは重症。ミストガンの行方は分からない。頼れるのはあなたしかいないのよ…ラクサス」
ラク「あ?」
ミラ「お願い。戻ってきて…フェアリーテイルのピンチなの」
ラク「あのクソジジィもザマァねぇなぁ!!ハハハッ」
「オレには関係ねぇ話だ。勝手にやってちょうだいよ」
カナ「ラクサスあんた!」
ラク「だってそうだろ。ジジィが始めた戦争だ。なんでオレたちがけつを拭くんだ?」
ミラ「ルーシィが、仲間が狙われてるの」
ラク「あ?誰だそいつは…あぁ‼︎あの新人か。」
「オレの女になるなら助けてやってもいいと伝えとけ」
カナ「あんたって人は…!!」
ラク「おいおい。それが人に物を頼む態度かよ」
「てかアカリは居ねぇのか?あいつならこの戦争のことなんざとっくに知ってんだろ」
「まぁあいつが会ったこともない新人のためにわざわざ戦争に参加するとは思えんがなぁ」
ミラ「ラクサス!!」
ラク「あぁ、そうだ、ジジィにはさっさと引退してオレにマスターの座を寄越せと伝えといてくれフハハ」
[バリィン]怒りのあまりかミラはラクリマを壊す
カナ「ミラ…」
ミラ「信じられない…こんな人が本当にフェアリーテイルの一員なの?こうなったら次は私も戦う。」
カナ「何言ってんのよ」
ミラ「だって、私がいたのにルーシィは攫われちゃって…」
カナ「ダメよ。今のあんたじゃ足手まといになる。たとえ元S級魔導士でもね」