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雷の竜と鬼

第10章 S級魔導士昇格試験 



天狼島へ向け妖精の尻尾の魔導士を乗せた船が出港する。

ルー「あ、あつい…冬だってのになんなのこれ…あたし溶けちゃうかも…アイスになってハッピーに食べられちゃうんだ」

ハッピ「不味そうだね…」

レビ「ルーちゃんだらしないよ…その格好」

カナ「この辺は海流の影響で年中この気候なんだとさ」

ウェ「ふぇぇ」

ハッピ「グダァ…」

ルー「アイスになるー…」

ハッピ「あい…」

ガジ「大したことねぇよ…こんな暑さ」

リサ「ジュビア…暑くないの?その格好」

ジュ「暑くはない…けど強いて言うなら、グレイ様の裸体が熱い!」

グレ「あちぃ…」

ナツ「気持ちわりぃ…ウプッ」

ロキ「ナツ…こっちに来ないでくれるかな」

ナツ「ウェンディがトロイヤをかけてくれねぇんだよ…オェェ」

ロキ「…しょうがないよ。メストのパートナーだし」

ウェ「すみません…ナツさん」

ナツ「クフゥ…うぅ…」

エバ「やだやだ。これから皆んな敵になるっていうのに…馴れ合っちゃってさ」

エルフ「あぢぃ漢だ…」

エバ「意味わかんないわよ」

ルー「アイス…食べたい」

ハッピ「おいらを食べないでよね」

ルー「アイスになったハッピーなんて想像するのも……!!」

ロキ「見えてきたね」

リサ「おぉ!」

グレ「おぉ!!あれが!」
 「着いたのか…」

ルー「あれが天狼島」

エルフ「すげえ形してんな」

レビ「島の上に島?」

ウェ「すごい!ここからでも島の辺りの空気に魔力を感じますよ!」

メス「さすがだな」

ナツ「ウプッ」

ハッピ「ナツ。もうすぐだよ」
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