第9章 S級魔導士昇格試験 パートナー編
……………
ルー「うわぁ!雪だ!マグノリアにも雪が降るんだね……ん?えぇぇ!!!」
カナ「あぁ…んへへ」
ルー「どこで泥酔してんのよ!」
…………
カナ「いやぁ…助かったよ。誰にも気づかれなかったら死んでたねありゃ」
ルー「もう…最近ずっと様子おかしいよ?カナ」
カナ「どうせミラから聞いてるんだろ…S級試験ノイローゼ。みついなもんだよ」
ルー「ギルドをやめるとか言ってたのと関係あるの?」
カナ「……もう5回目なんだ。4回も落選した期待外れな魔導士なのさ私は」
ルー「なんだそんなことか。別に何回落ちてもいいじゃない」
カナ「4回も落ちてんのは私だけだよ…だから今回で最後にする。これでS級になれなかったらフェアリーテイルを抜ける」
ルー「ちょっと…そんなにS級にこだわらなくても
カナ「私はS級にならなきゃいけないんだ!」
ルー「!!」
カナ「S級にならなきゃ…あの人に会う資格はない……あたしは……」
ルーシィはカナから衝撃の事実を聞かされる。
カナ「…というわけだ。今回S級になれなかったら……私はギルドを抜ける。もう決めたんだ」
ルー「……っ私がカナのパートナーになる絶対ギルドを辞めさせたりなんかしない!私がカナをS級魔導士にするから!」
カナ「!!……ルーシィ…」
……………
アカリ「ナツとハッピー、
グレイとロキ、
エルフマンとエバーグリーン、
ジュビアとリサーナ、
カナとルーシィ、
フリードとビックスロー、
レビィとガジル、
そしてメストとウェンディか…」
(メスト・グライダー……)
……………
そして1週間後のハルジオンの港には試験出場者とそのパートナーが集まっていた。