• テキストサイズ

雷の竜と鬼

第8章 ギルダーツ


……………

ナツがギルダーツの家から飛び出していった後アカリが来ていた。

アカリ「で?何のようなの?」

ギル「んなことよりおめぇラクサスとはどうなんだよ」

アカリ「……?あのバカなら破門になったわ」

ギル「!!すまねぇ…そうか。地雷踏んじまったな」

アカリ「別に地雷でもなんでもないけどね。その様子じゃナツにリサーナのことでも聞いた?」

ギル「あぁ…まさかこんなことになってるとはな」

アカリ「それで?こんな下らない話するために呼んだんじゃないでしょ?」

ギル「っとそうだな…単刀直入に聞く。黒いドラゴンのこと知ってるか?」

アカリ「黒いドラゴン?」

ギル「仕事先で会ってな…おかげで仕事は失敗。軽く生死をさ迷ったよ」

アカリ「……何かで見たことはある。勿論本物じゃないけどね」

ギル「何か詳しいことわからかなかったか?」

アカリ「詳しいこともなにも…大したことは書かれてなかったわ。」

ギル「そうか……」

アカリ「ナツのドラゴンと何かしら関係してないか探りたいの?」

ギル「…まぁそれもあるがな」

アカリ「…てか本当に居たのねドラゴンって」

ギル「あぁ。なぁ1つ頼まれてくれねぇか?」

アカリ「あんたも私に頼み事かよ…内容次第ね」

ギル「あんたもって俺以外にもおめぇに頼み事するやつ居たってことか…随分物好きなやつだな!!ハハッ」

アカリ「内容さっさと言わないなら帰るけど」

ギル「っとわりぃわりぃ。内容はその黒いドラゴンについてだ、色々調べてくれねぇか?」

アカリ「色々って言われても…まぁ出来る範囲で教えられる範囲でなら調べてみるわ」

ギル「助かる」

アカリ「にしてもそれだけやられりゃ女癖もましになりそうね」

ギル「どうだかな…この体はやっぱ不評か?」

アカリ「そら不評でしょ。ただでさえ年齢的にキツいってのに」

ギル「そんなに年齢キツイ!?」

アカリ「あんた自分のこと何歳だと思ってんのよ…」

ギル「ワッハッハッハッ!……てかお前はお前でさっさと相手作れば…いや、ラクサスが居たな!」

アカリ「なんでラクサス?」

ギル「…お前どんだけ鈍いんだよ……」
/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp