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雷の竜と鬼

第7章 ウェンディ初の大仕事


……………

ハッピ「山道の次は砂漠かぁ…」

ウェ「フリードさんやアカリさんは暑さに強いんですね」

アカリ「別に私暑さに強いってわけじゃないんだけど」

ハッピ「こっそり魔法で涼しくしてるんじゃないの?」

フリ「仲間を差し置いて自分だけ楽をしようとは思わん。単に鍛え方の問題だ」

ハッピ「フンッ!」
 「フェ…もうダメ……」

ウェ「ハッピー!待っててあたしが元気にしてあげる」

フリ(魔力を使えば自分の体力も減るのに…それでも構わずなんと言う心優しい少女だ!)
 「君が魔力を使うことはない」

ウェ「!!」

フリ「俺がなんとかしてみよう」

ウェ「どうするんですか?」

フリ「まずこうして寝かせる。続いて呪文を書く」
 「この術式の中にいるものは暑さを感じない」

ハッピ「岩が熱くて焦げちゃうよ……」

フリ「術式を設定するには時間がかかるんだ」

アカリ「ていうか術式から出たら意味ないけど…」

ハッピ「あい……」

……………

ハッピ「はぁ……」

アカリ「あと少しなんだから頑張りな」

ウェ「!!嵐が来る!」

ハッピ「嵐って砂嵐!?」

フリ「この地方特有の呪いの砂嵐だ!」

ハッピ「えぇ!!…どっかに隠れなきゃ」

アカリ「この砂漠に隠れる場所なんてあるわけないでしょ。逃げるわよ」

……………

ウェ「!!あれは…」
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