第17章 大魔闘演武
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ガジルの攻撃をいとも簡単に交わし攻撃をするローグだと思われる人物
その攻撃にガジルは手も足も出ない。
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マス「初代…あれは……」
メイ「何かに憑かれているようです」
ロメ「?さっきは影になっても捕まえられてたのに」
レビ「魔力の質が変わった…?」
メイ「とても…とても邪悪な……私の知識に存在しない魔力」
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『やはりナツ・ドラグニル程ではない』
ガジ「てめぇ…」
『そのナツ・ドラグニルも今の俺の敵ではないがな』
影に侵食されそうになるガジルだが…
ガジ「ギヒ…火竜にできて俺に出来ねぇはずがねぇ……」
そう言うと影を食べてしまう。
ガジ「誰だか知らねぇがそいつの体から出ていけ……それとそいつの名前はローグじゃねぇ…俺の弟分だったライオスだ。お前は俺に憧れてたんじゃねぇ……あの頃の俺がそんな男じゃなかったのは俺が一番よく知ってる。お前は…俺を恐れていたんだ……もう一度思い出させてやる。俺の恐怖を」
鉄影竜…
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マス「ガジルのやつ…いつの間にあんなことが出来るようになったんじゃ」
メイ「これも想定外ではありますが…いけそうですね」
フリ「影の属性を吸収したということか…」
ビック「ヒャッハー…化け物みてぇになっちまった」
エバ「元から素質はあったけどね」
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鉄影竜となったことで影になっての攻撃も出来るようになったガジル。
二人は影となってぶつかり合うもローグ?はガジルに影から引きずり出され攻撃される。
さっきまでとは打って変わってガジルの独壇場となりローグ?は倒れ勝者はガジルとなる。
妖精の尻尾に1p加算されトップに君臨する剣咬の虎にじわじわと近づく
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『所詮今のローグにはこの程度が限界か…』
ガジ「消えた?」
フロ「もうやめて!」
ガジ「お前…」
フロ「ローグが死んじゃうよ…もうやめて!」
ガジ「勝負はついた…なにもしねぇよ」
フロ「……!」
ローグ「フロ…シュ……」
フロ「!!ローグ!」
ローグ「なぜここに…」
ガジ「お前…」
ローグ「あれ?体中が……俺は…負けたのか」
ガジ(覚えてねぇのか?…あの影なんだったんだ)