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雷の竜と鬼

第17章 大魔闘演武


ミネ「言ったであろう?王者の戦いをみせてやると……王者はうまいものしか喰わぬ人魚の頭、羽をもがれた妖精…とかな」

エル「貴様……」

ミネ「次はそなただエルザ…しかしその怪我では勝負は見えておるが」

カグラ「ミリ……アを…ミリアーナを……頼む」

エル「あぁ」

ミネ「ミリアーナ?あの子猫か……こやつも既に戦闘不能だ得点を妾に」

気を失ったミリアーナの背中には幾多もの傷が…

ミネ「待つのも退屈だったのでな…痛め付けて遊んでおったのだ。よい悲鳴であった」

エル「……っ」

既に全身ボロボロのエルザvs無傷のミネルバ…
羽をもがれた妖精に勝ち目はあるのか……

……………

ガジルvsローグ
こちらはわりと一方的のようにも見えるが…

ガジ「1日やそこらで力の差は埋まらねぇ…諦めろ」

ローグ「お前は…ナツ・ドラグニルほどではない」

ガジ「なんだと…」

……………

ラク「雷のゴッドスレイヤーオルガ…だったな」

オルガ「俺の名を覚えてくれたのか。ラクサス」

ラク「剣咬の虎でデカイ面してるくらいだ…確かに貴様の雷は大したもんかもしれねぇ。だが所詮は2番手止まりだろうがな」

オルガ「言ってくれるじゃねぇか…1番はてめぇだとでも言いたいのか」

ラク「上には上が居るもんだ…いっぺん負けてみるのもいい経験になるぜ」

オルガ「おもしれぇ…てめぇの雷と俺の雷……はたしてどっちが上かな?…………どうしたまさか足がすくんで動かないわけでもねぇんだろ?」

ラク「本気でぶち当てるつもりかどうか…それくらい見切れねぇとでも思ってるのか?」

オルガ「さすがだな…ラクサス」

ラク「そろそろ始めるか。お前相手にいつまでも時間を潰してられるほど暇じゃねぇんでな」

そう言って雷を身に纏う二人。
そんなところに…

ジュラ「これはよき強者達に出会えた」

オルガ「聖十のジュラ…」

ラク「出やがったな…怪物め」
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