• テキストサイズ

雷の竜と鬼

第17章 大魔闘演武


3日目の競技パートには妖精の尻尾Aチームからはエルザ、Bチームからはカナが出ることとなった。

競技パート…その内容は伏魔殿(パンデモニウム)。
D、C、B、A、Sの5クラスの強さに分かれた魔物が全部で100体いる。
選手者達は挑戦権…つまり何体のモンスターを倒すかを選び神殿に入る。そして神殿内にいる挑戦権分のモンスターを倒すと外に出られ、次の選手はその残りから挑戦権を選ぶことになる。
モンスターの数が0、もしくは選手の魔力が0になった時点で競技終了となる。
対戦するモンスターの強さはランダム…しかし点数は魔物の強さに限らず倒した数で決まる。

……………

マス「……欲張りすぎもよくないということじゃな」

ハッピ「だけど1巡で1体じゃ他に遅れをとっちゃうし」

シャ「次の順番までの魔力の回復率も計算に入れて……」

ロメ「意外と難しそうだな」

メイ「さぁどうするんでしょうね…うちから出ている2人は」

……………

順番を決めるためのくじ引きの結果エルザは1番、カナは8番となる。

エル「この競技…くじ運ですべての勝敗がつくと思っていたが……これはもはやゲームにならんな」
 「100体すべて私が相手する。……挑戦権は100だ」

マトー「あのー…挑戦権100ってそれは無理ですよ一人で全滅できるようには設定されていません。」

エル「構わん」

……………

無謀…そう思われる戦いに挑むエルザ。
敵に合わせ鎧と剣を変えていく。
皆が見守る中ダメージや魔力の消耗も激しいながらも次々と敵を倒していきついに残り1体…Sクラスのモンスターのみとなる。


エル「やはり…貴様がSクラスか」

……………

ナツ「なーにー?」

ナツ・グレ「「ちっさ」」

ウェ「ずいぶん可愛らしいモンスターさんですね」

ルー「……嫌な予感がするんだけど」
/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp