第14章 終わりと始まり

ﾘﾘ「おい！上を見ろ！何か来るぞ！」

ﾅﾂ「！！」

ﾊｯﾋﾟ「ナツ！どうしたのさ！……ってわぁ！」

ｸﾞﾚ「なんだあれ！」

ｴﾙﾌ「でけぇぞ…」

ｼﾞｭ「っ!これは……」

ﾋﾞｯｸ「ドラゴン！！」

ﾙｰ「なんなの…一体」

ｶﾞｼﾞ「まじかよ…」

ｳｪ「本物のドラゴン…」

ﾅﾂ「やっぱり…ドラゴンはまだ生きていたんだ……」

ﾏｽ「黙示録にある黒き竜……アクノロギアだと言うのか」

ｷﾞﾙ「あぁ…奴だ」

ｱｶﾘ「あれが…」

ﾙｰ「居たんだ…本物のドラゴン」

ﾅﾂ「お前…イグニールがどこに居るか知ってるか……あと！グランディーネとメタリカーナも！」

ｷﾞﾙ「よせ！ナツ！奴を挑発するな…お前には話したはずだ。なぜこの俺がこの腕いや、この体になったのか」

ﾅﾂ「くっ……」

ﾌﾘ「降りてくるぞ！」

ﾊｯﾋﾟ「あれはナツ達の大好きな竜じゃない…もっと邪悪な」

ｷﾞﾙ「あぁ…その通りだ。コイツは人類の敵だ！」

ﾅﾂ「じゃコイツと戦うのか」

ｷﾞﾙ「いや違う。そうじゃねぇんだよナツ…勝つか負けるかじゃねぇコイツからどうやって逃げるか……いや、俺達のうち誰が生き残れるかって話なんだよ」

ﾅﾂ「！！こんなやつに俺達の誰かがやられるって言うのかよ！」

ｷﾞﾙ「！まずい！皆んな逃げろぉぉぉっ！！」

「「！！」」

ﾏｽ「……」

ﾐﾗ「マスター！」

黒いドラゴンが吼えただけでキャンプ場だけでなく森までが消し飛ぶ。

ﾅﾂ「お、おい……なんだこりゃ森が消し飛んでやがんじゃねぇか」

ｴﾙﾌ「うそだろ」

ﾚﾋﾞ「なんて破壊力なの」

ｶﾅ「なんなのよこれ…吼えただけでこんな…なんなのよコイツ」