第13章 最終決戦
ハデ「ゼレフ書第四章十二節より。裏魔法ネメシス」
グレ「が、瓦礫から化け物を作ってるのか!?」
ウェ「……っうぅ」
ハデ「深淵の魔力を持ってすれば土塊から悪魔をも生成できる…悪魔の踊り子にして天の裁判官。これぞ裏魔法」
エル(一体一体がなんで絶望的な魔力の塊…あ、ありえん)
ルー「う……っ…」
ウェ「こわい…こわい……こわい」
エル(私が…恐怖で震えている)
グレ(なにビビってんだ…俺は……っちくしょぅ)
ルー(怖くて…もう……ダメ…誰かあたしたちに勇気を)
ナツ「……」
ルー「ナツ…」
ナツ「なんだ…こんな近くに仲間がいるじゃねぇか」
「弱さを知れば人は強くも優しさもなれる…」
「「……!」」
ナツ「俺たちは自分の弱さを知ったんだ…だったら次はどうする……強くなれ。立ち向かうんだ!」
「「「!!」」」
ナツ「1人じゃ怖くてどうしようもねぇかも知れねぇけど…俺たちはこんなに近くにいる。直ぐ近くに仲間がいるんだ……今は恐れることはねぇ!俺たちは1人じゃねぇんだ!!」
ハデ「見上げた虚栄心…だがそれもここまで」
エル(仲間がいれば)
グレ(恐怖はない)
ルー(そうだね…ナツ)
ウェ(たとえ…魔力がもうなくても)
エル(私達は最後まで諦めんぞ…それが妖精の尻尾!)
ナツ「行くぞーーー!!!」
「「おおー!!」」
ハデ「残らぬ魔力で何ができるものか…踊れ!土塊の悪魔!!」
最後の力を振り絞りハデスへと挑む皆んな。
仲間の力を信じて…
ナツが倒れそうになるもルーシィとウェンディがその手を掴み先を走るエルザとグレイに繋ぐ。
エルザとグレイは飛んできたナツを蹴りハデスへと向かうスピードを与える。
ハデ「全てを闇の底へ!日が沈むときだフェアリーテイル!」
瞬間船から爆発音が響き渡る
ハデ「ぐ…ぐはぁっっ!」
ルー「ナツ!…あ……よってあー!落ちるぅぅ!」
ウェ「ルーシィさん危ないぃぃっ!」
ルー「あ"ーっ!」
ハデ「ば、バカな…裏魔法が効かぬのか!……ありえん…私の魔法は……っ!」
(まさか……)
ナツ「うぉぉっら!」
ハデ「ぐわっ!」