第9章 純黒の悪夢
まさかとは思ったけどこんな所まで来るなんて…
この小さな名探偵の行動力には本当に驚かされることばかりだ
「安室さん無事だったみたいだね」
「うん、コナンがメールを偽装して送ってくれたおかげだよ!」
まだ疑いは晴れてないけれど、一先ず奴らの目をバーボンからキュラソーへと向けさせることができた
後はキュラソーさえ守り切れば…
「組織はキュラソーを…NOCリストを奪還しようとここに仕掛けてくるんだよね!?」
「うん…ジンの口から直接聞いたから間違いない、奴らはココに来る」
「じゃあやっぱりアレは…」
そう言うコナンの指差す先には観覧車の車軸があり、何本ものコードが張り巡らせてあった
コードの先には黒く四角い箱が付いている
「まだはっきりわかってないけど、爆弾かもしれない」
「爆弾っ!?だとしたらあの数ヤバいよ!」
ひとつひとつは小さくてもその数が多すぎる
あれが爆発したら車軸が崩壊して観覧車が崩れてしまう…
「俺はコードを辿って爆弾かどうか確かめる」
「わかった。オレもできることするからこっちは頼んだ!」
2人同時に逆方向へと走り出し、再び階段を駆け上がりながら風見へとコールを鳴らす
とりあえずオレは観覧車の状況確認だな…
「風見、無事!?」
『問題ありません。指示通りキュラソーと観覧車の中です』
それが一番問題だと思いながらもう乗ってしまっては仕方がない
零の事だから何か考えがあるんだろうとそのままにしていたが、やはり乗せるべきではなかった…
「観覧車の安全確保は?」
『自分達が乗っているノースホイール側を貸し切りにし、客は乗せていません』
ってことはサウスホイール側はほぼ全部のゴンドラに人が乗ってるってことか…
『ですが…ゲストの子どもが紛れてしまった様で、その子たちだけは乗ってしまっているんです…』
ゲストの子ども…?
嫌な予感しかしないのは何でだろう…
「乗り場に誰か待機してる!?」
『はい、2名は確実に』
「今すぐサウスホイール側も客を乗せないよう指示して!」
『え!?反対側もですか?』
「そうっ!急いで!」
風見との通話を切って次は哀ちゃんへとコールを鳴らす
子ども達と聞いて真っ先に浮かんだのが少年探偵団
あの子達はキュラソーを追って警察病院へも来ていたんだ、ここにいる可能性も十分にある…!
