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完結 遊戯王:榊遊矢:どんな顔してるのか分かる?

第1章 完結:榊遊矢:どんな顔してるのか分かる?


夏があっという間に終わりそうなこのタイミングで、クーラーとの壮絶な対戦をしている一人の男榊遊矢。その隣にいる女の子は後輩で将来結婚の約束を果たした年の差カップルだ。

彼のエンタメデュエルに強い興味を持ってしまった私は強引に教えて欲しい!と強気で懇願したら

「良いぜ!みっちり教えてやっからな?」


あぁ。この人は笑う顔も声も魅力的で愛がある優しい人なんだ・・・
それ以来、私と遊矢先輩はお互いに認めあう仲間となり先輩後輩として少しずつ親密な関係へと成長する。
時には挫けそうになり、励ましてゆくうちに、片想いから両思いへと関係が深まっていった。
それから時が過ぎ、社会人へと成長。入籍をし中古の家を一括で購入しちやいました。
金欠のためか、自分達の好きなものも買えず我慢して家のある家電で節約生活を共に協力してゆく二人。そんなある日だった。
真夏日にクーラーが突然電源がつかなくなり、機械が苦手な遊矢は壮絶なバトルを挑み、何度もトライするものの
無念のタイムアップ・・・
気がつくとお互いにカプサイシンの料理を大食いし続けたかのように汗が大量に溢れて
このままでは熱中症になって倒れてしまう

「遊矢。少し休憩しない?熱中症になっちゃうよ」
「え?ん。そう、だよな。暑さで我慢の限界だったからな。新しいの買っちゃおうか。」
「今月金欠で新品は高くてとても手に届かないからって節約生活していたよね?もうちょっとだけ我慢してから購入しようよ。」
「う!そ。それは・・・仕方ないか。元々は二人分のお金で購入しようとしてきめたから。」
「その通りだよね。これから先安定して暮らせるのか不安だよ。暑い・・・遊矢。アクエリアス頂戴。」

「あ!それーーー飲みかけ、だったんだけど・・・」


「!!そうとも、知らないで。どうしよう。これって。その。間接キスになるんだよ、ね?」

間接キスだと察知するのに遅くて、真っ赤になった頬で遊矢に上目遣いをしたら、遊矢も同じように照れてしまい恥ずかしい気分。

「遊矢とのキス。嫌じゃないよ?」
「本当?あ。あの。俺嬉しい。愛歌・・・」

太陽の暑さのせいで、頭は真っ白になっていたところ、遊矢に腕を握られて自身へと引かれてしまい、心臓が激しくキュンと高鳴り動揺する。
グラスに入っていた氷の音がカラン!っと大きく鳴った・・・至近距離で口つけられそう・・・
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