第19章 休息【第三部】
「凛、おいで」
「……」
ワンルームの古いアパートに男二人。
窓を開ければ、涼しい夜風が舞い込んでくる。
「、好き」
「俺はもっと好きだよ、愛してる」
布団の上で、凛に優しく押し倒される。
綺麗だ。誰よりも。長めの黒い前髪から除く緑の目が綺麗すぎて、息ができない。長いまつ毛も、高い鼻も、全部が作り物みたいに綺麗だ。
美少年って、こういうやつのことなんだろうなぁと思った。
「ん……」
最初は甘えるような、可愛らしいキス。
そこから、どんどん角度を変えて、貪るような激しいキス。
優しいキスじゃない、でも、これがいい。
いつまでも、求められて、与え続けたい。
「ぁっ…」
「、ここ、いい?」
そういって、服の上から胸の突起を撫でる手つきに、顔に熱が溜まる。
「っ…いいよ」
胸元のボタンを外し、凛の頭を胸に抱き寄せる。
「っ!あ、ぁっ…」
突起が暖かい口内につつまれ、ちゅうちゅうと吸われる。
こいつはこうするのが大好きなようで、よく吸わせてやっている。
本当に赤ちゃんみたいだなぁと思う。
「ぁんっ…凛、よしよし…っ、かわいいよっ…ぁ…」
気持ちいだなんて、感じてはいけない。
勃起してる俺のアソコだって、反応してはいけないのだ。
こいつが求めているのは子供の真似事にすぎない。
ああ、抜きたいなあ。ムラムラする。
そんな欲望をなんとか抑えて、優しく凛の頭を撫でる。
「、勃起してる」
「………バレた?」
流石に気づかれてしまった。
「ごめん、凛」
「なんで謝るの」
「いや、なんか、罪悪感?」
「なんで。…それより、ソレも吸いたい」
「は!?」
驚いてる俺を他所に、ズボンと下着を脱がせ、俺の股の間に入り、今にも舐めようとしている凛。
「ちょ、ちょっと!」
「だめ?」
「いや、だめっていうか…!」
「だめじゃないんだ」
「!?うあぁっ…!」
ソレを初めて扱かれたのは隆くんだった。
そして今、初めてフェラをされている。
なんだこれ、気持ちよすぎておかしくなりそう。
「かわいい、、腰ビクビクしてるよ」
「んぁ!あっ、だめぇっ!」
口ではダメだというのに、無意識に手で凛の頭を抑え込んでしまう。
気持ちよすぎて、腰が動く。
「あっ、はぁ、凛、気持ちい、たまんない、」
「……ね、俺のも舐めて」