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【男主】長編【東京卍リベンジャーズ】

第18章 宴会




宴会当日。
さんのご厚意で宴会場を借りることが出来た。

「おー、立派な旅館だな」
「なんか緊張する…」
「しっかりやれよタケミっち!」
「オレらに恥かかせんなよー?」
「は、はい!!」

大部屋の前につく。扉の前だけど既に中が騒がしい。
マイキー君がガラッと襖を開けるとデス・ロウの面々がいた。

「いけ!永道ィ!"甘える"こうげき!」
「そ、総長!パワハラっすよぉ!」
「俺に逆らうのか永道!」
「きゅ、きゅぅ〜ん!」
「、東卍きてる」
「え?あ、やば……オラお前らガキみてえに騒ぐな!!座ってろ!!」
「えぇ、総長が一番騒いでませんでした?」
「黙れ!」

何してんだこの人達。

「よ、よお、久しぶりだな。悪いなうちの連中が騒いで」
「(あくまでも部下のせいにしようとしてる…)」
「オレら適当に座っちゃってたけど、大丈夫だった?」
「あ、は、はい!好きなところ座ってください!」
「わりーな!じゃあのんびり楽しませてもらうから。よろしく頼むぜ〜」

そういって手をヒラヒラふると、席に戻っていった。

「、こっち」
「はいはい」
「九条さんいつも総長とひっついててずりいっすよー」
「だってさ、向こういけ九条」
「やだ」

なんというか、勝手な印象だけど、デス・ロウは他の暴走族よりも和気藹々の色が強い気がする。
だから、あれだけの人望が集まるんだろうなぁと納得する。

東卍の面々もそれぞれ座り、料理が運ばれる。
俺は立ち上がって、前に出た。

「えー、き、今日はお集まり頂きありがとうございます!
東卍とデス・ロウは色々あったけど…また良い関係になれればなって思って、その、今回親睦会を開きました…えっと」

ど、どうしよう。途中から色んなところから睨みつけるような殺気を含んだ視線を感じる。そりゃそうだ、不満を持っている人達をいきなり納得させられるわけがない。
自然と言葉がしりつぼみになり言葉に詰まっていると、さんが立ち上がった。
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