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【男主】長編【東京卍リベンジャーズ】

第9章 後日



東卍の根回しにより、例のヤクザ達は逮捕。
さんはDES・Rowの総長に再任した。



某日、
例の事件に関わっている東卍幹部たちが集まっていた。

「もうすぐっスかね、さん」
「ああ、さっきもう近くにいるって連絡来てたからそろそろだろ」

そうこうしてるうちに、やってきた。

「こんにちはー!来ちゃった」

「あ、さん……ってうわああ幽霊だああああ!!!!」

可愛らしく登場したさんの隣には、亡くなったはずの九条さんがいた。

「あはは!そーそー、こいつ幽霊になっちゃったの、改めてよろしくね」
「不謹慎…」

大笑いするさんの後にボソッと呟く九条さん。
もしかして…

「ビビった、九条生きてたのか」
「なんとか。死ぬかと思った」
「普通は死んでんだよ」

話によると、幸運なことに九条さんの体に撃ち込まれた銃弾はどれも急所が外れていたらしい。
あれだけの傷を負っていたから、東卍のメンバーは全員九条さんが亡くなっているものだと思っていた。

「みんなのおかげで、俺も九条も無事で、DES・Rowも健在だ。本当にお世話になりました。ありがとう」
「…も戻ってきたしね」

そういって二人は深々と頭を下げた。

「東卍にもし何かあったら、俺たちに言ってね。次はDES・Rowの総力をもって東卍を助けにいく」
「はは!そりゃ頼もしいな。東卍とDES・Rowが組んだら世界のどこでも負けねえよ」
「ふふ、これからも仲良くしてね」

そういって総長同士が固く握手を結んだ。

「それとさ、ひとつきになってたんだけど」
「どうした」

さんが、ちらりとこちらの方を見た。

「君…」

そういって、歩み寄る。
そして、オレの隣。千冬の前に立った。

「千冬くんだっけ?君すっごくカッコイイね、俺の好みだ」
「えっ、俺ですか…?」
「「……」」
「うん、君。よかったらアドレス交換しない?」
「え、あ、はい、ぜひ」
「「すんな!!」」

マイキー君と三ツ谷君が声を上げる。

「おい九条、お前のとこのビッチ総長なんとかしろよ」
「ねえ!俺の事ビッチとか言わないで!今恋人いないし、いいじゃん別に。…お、きたきた!よろしくね、千冬くん」
「は、はい」
「今度二人でデートしよっか?」
「「殺すぞ!!」」
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