第37章 君は永遠の
「これ、見えるか?ペンチ。俺らの質問に答えなかったら、一本ずつ歯ァ抜いてくからな」
「ッ………!!」
「…!雪村さんッ!やめろお前ら!!」
「黙れデカブツ」
暴力団員の男が岩渕の顔を蹴り上げる。
「ッ、やめろ……!」
「お、デケェのは意識飛んだか?情けねぇ、水ぶっかけて起こせ」
「はい」
これが暴力団員、大人のやり方か。
はこんな大人達を1人で60人も相手にして殺したのか。やっぱすげぇな、アイツ。
「で、皇帝の居場所はどこだ」
「………教えねえよ、無駄だ。俺にどんな拷問しても、絶対に答えねぇ…!」
あーあ。何言ってんだろ俺。
馬鹿だよな、何自ら地獄選んで突き進んでんだろ。
九条、みてるか?
俺、お前の代わりに頑張ってるんだぜ。
なぁ、俺ももうそっちに行かなきゃならねえかもしれない。
「………なら、楽には死なせねえ。
死んだ方がマシだと思うほど苦しめてやる」
ここまでか。
何されるか知らねーけど、クソ、怖ぇ。
手が震える。ダセーな俺。
、今頃飯食ってるかな。
お前だけでも絶対に幸せになれよ、俺らが命張ってお前らを守ったんだからな。
心から愛してる。大好きだぜ。
俺たちの永遠の『皇帝』。
「その必要はない」
俺たちの
「あ?誰だお前」
永遠の
「DES・Row二代目総長 だ。仲間を守りに来た」
皇帝