第37章 君は永遠の
「こんなもんかよ、DES・Row」
「所詮いきがってるガキだろ」
肋が痛え。息ができねえ。
「…ッ、岩淵、生きてるか…」
「…はい……」
「他の、やつらは……」
周囲を目線だけで確認する。
アスファルトの上に、自分と同様に突っ伏す大勢の仲間達がいた。
暴力団、そして都内のみならず県外から遥々来た日本一を目指す半グレ集団達に狙われ耐えず戦いが続いている。
俺らはもう壊滅状態だ。
終わるのか?
ここまでなのか、俺たち。
「さっきのガキ共はどうした?まさか殺してねえよな」
「頭のやつら半殺しにしたらひよってズラかりやがった。今頃家で泣いてんじゃねえのか?」
「は、ざまあねえな」
どうやらさっきまでいた不良集団は、大人にわからされてどこかに逃げていったらしい。
「DES・Rowももう終わりだなあ。
そこの白髪、お前総長代理だよな。
確かNo.3だっけか?強いな、お前。
その辺の暴力団のトップなら余裕でなれる」
革靴で、床に突っ伏している俺の頬をグリグリと踏みつける。
「は、いい目をするじゃねえか。この状況でまだ睨みあげる力残ってんのか」
「なぁ、ボクちゃんよぉ。皇帝とNo.2はどこにいんだよ」
「…ハッ、教えねえよ……」
「そうか、なら無理やり口を割らせるしかねえな……」
「ぐぁッ!?」
腹部を蹴りあげられ、仰向けにさせられた後にガッと顔を掴まれ手で口を無理やりこじ開けられる。