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【男主】長編【東京卍リベンジャーズ】

第7章 新時代



「ああ、綺麗だ、…」
「………」

汚い大人の手が、俺の肌に触れた。
気持ち悪い。

「なぁ、どうだ、これから男に犯される気分は」
「…………」
「ふん、そうやって強情はってられんのも今のうちだぜ」

胸の突起に触れられる。
気持ち悪い。今手足が自由なら、こんなやつねじ伏せるのなんか容易いのに。
でも、俺が耐えればいい。俺が耐えればみんな助かる。
だから大丈夫だ、こんなの。平気だ。

全てを諦めていたら、鼓膜が破けそうなほどの強烈な破壊音と友に扉が空いた。

「!!!」
「っ…凛!?お前、なんで来た、馬鹿!!!」
「馬鹿はテメーだ馬鹿!何一人で勝手なことしてんだよ!!」
「……凛…」

「ガキが。俺らはお前らのおままごととは違ぇんだよ」

そうポツリと呟いて、カバンから何かを取り出した。
まずい、それは、駄目だ

「やめろおおおおおおおお!!!!!!」


パァンっ






「「!!」」
「今の…!?」

九条さんが扉を破壊した後、俺らは破壊された扉の影から様子を伺っていた。

「凛!凛!やだ、凛!!」
「っ……」
「まだしぶとく生きてんのか、ガキが」

パァンっ!パァンっ!

「くそ!!」
「待ってください三ツ谷君!今でるのはやばいっス!」
「っ…!!!」

パァンっ!

「やめて!!やめてください!!!凛が、死んじゃう!!!
お願いします、俺には何してもいいから、そいつはやめてください!!!!」

さんの悲鳴で、銃声がなり止む。

「…ったくよぉ、死体が転がってたら流石に萎えるっつうの」
「やだぁ…凛、凛、なんで来たんだよっ…凛…凛っ!!!」
「うるせえ!!!」

バキッ!

「っ、…」
「はぁ、かったりー。死体の片付け頼んでくるからお前そこで待ってろ」
「…」

オレたちは慌てて清掃用具入れに身を潜める。
先程の大人がエレベーターに乗り込んだところで、部屋に入った。

「!!!!!」
「み、つや、くん………凛が………」
「まってろ、今外してやる」

三ツ谷君が拘束を外すと、さんが九条さんのそばに駆け寄る。

「凛…凛…ねえ、俺の声が聞こえる…?
凛、なんで来たの、お前、馬鹿じゃない?…だから、何も言わないで出てったのに…!だから!」



「…………………」

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