第34章 因果※閲覧注意
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attention
ここから先の話は
・今まで以上にオリジナル要素が強い
・原作とは全く別のストーリー
・グロい描写有り、だいぶエグい展開
となります。苦手な方はご注意ください。
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新入りが入った。
「この時期に入ってくるなんて、相当度胸あるね、お前」
「はい。ずっと、憧れてたんです。いつか、DES・Rowに絶対入りたいって思ってました」
「そ。じゃ、よろしくね」
新入りといっても、そいつは成人していた。
DES・Rowは下は中学生(岩淵)、上はアラサー。
成人した大人が入ることは珍しいことではない。
俺らは奉仕活動や治安維持が主な目的とはいえ、外見は半グレと同じだ。
ここ数年は俺がヤクザ連中から目をつけられたお陰で戦闘に重きを置かざるを得なくなった。
もともといた非戦闘員は、危険が及ばぬよう実質除名。(奉仕作業への参加は許可している)
何かあった時のために、戦闘員の育成に尽力している。
全盛期200人は超えていたメンバーは、現在170人。
それでもよく残ってくれた方だ。
『あなたを尊敬して、あなたの背中を追いかけてきた。何があっても、自分らはついていきます』
部下連中を代表して、一人が俺に言ってくれた言葉がいつまでも胸に残っている。
ねえ、兄貴。すごいと思わない?
俺、今も相変わらず泣き虫だけど。こんなに頼もしい仲間に囲まれてるんだ。
そう、よく晴れた青空に思いを馳せた。