第4章 2.5日目
エース「へー・・・そうなんだ」
なっ・・・!!
エースのヤツ、ニヤニヤした顔しやがって!!
花子は確かに可愛くて優しいが
俺にとってエースやグリムと同じ
大切なダチをそんな目で見るわけない!!
デュース「俺は絶対に、花子を
傷付けるような事はしたくない」
エース「マジメだねぇ、デュース君は」
当たり前だ
花子は俺達を助けてくれたんだ
デュース「逆に俺達が守る必要があるだろ
ただでさえ男子校なんだ。」
エース「・・・ま、それはそうなんだけどな」
できる限り、俺達が傍にいて
悪い虫はやっつけないといけないな
デュース「夜道も危ないから、
出来る限り一緒に帰らないか?」
エース「ま、それは花子に確認しようぜ」
デュース「それもそうだな」
それは今度時間がある時に4人で相談するか
エース「つーかさ、
マジで花子って学園長の娘?」
デュース「・・・トレイ先輩も言ってたな」
学園長が度々そんな事を言っているが
顔や雰囲気が似ていない気がする・・・
いや、家庭環境の事を深く聞いたとして
傷付くのは花子だ
あまり聞かない方がいいかもしれないな
エース「だってアイツ仮面つけてねぇし」
デュース「それは僕も思った。
学園長の素顔も気になる所だ」
お風呂や寝る時はどうしているんだろうか
そもそも何故仮面をつけているんだ?
エース「あー、それな!!
兄ちゃんもここの卒業生でさ
そん時も仮面だったらしいぜ?」
デュース「そ、そうなのか?!
なかなか謎が多いな・・・」
エースに兄がいたのか、それも知らなかったな
エース「オレの兄ちゃん、7個上でさ
同じハーツラビュル寮出身なんだ」
デュース「そうだったのか・・・
僕は一人っ子だから羨ましいよ」
エース「あー、そんな感じするわ。
話は逸れたけどそんな感じ」
デュース「そうだ、逸れてしまった。
まぁ、在学中に謎が解けるといいが」
エース「デュース君、留年しそうだから
謎ぐらい解けるっしょ」
デュース「留年なんてしないさ、
絶対に魔法執行官になるんだ」
その為にも、気合い入れないとな!!