第4章 2.5日目
???「"お姉さん"・・・?
アンタ今、お姉さんって言ったでしょ」
『・・・え、はい』
また私、失礼な事言ってしまったんでしょうか
もう帰りたい・・・グリム君のお弁当作りたい・・・
ヴィル「・・・まぁ、良いわ。
私を知らないなんて驚いた。
名前は秘密のつもりだったけど・・・
ヴィル様って呼ぶ事を許可してあげる
光栄に思いなさいよ。」
人に様を付けて呼ぶ事を
光栄に思わなきゃいけないんですか・・・?
全然、光栄感沸かないんですけど・・・
でもまぁ、怖いし・・・従っておこ
『わ、分かりました』
ヴィル「授業まで時間はあるし・・・
部室が空いてるから使えそうね
決めたわ、そこにしましょう
丁度、メイクの練習もしたかったし
この学園女性がいないから、
使えそうな子ジャガを手に入れたわ」
あ、そっか
女性がいなかったから肩身が狭かったのかな
お姉さ・・・、ヴィル様は
女子会とか女子トークがしたかったのかも
それに、化粧には興味あったから
よく分かんないけど教えて貰おうかな
『・・・・メ、メイク教えて欲しいです。
お金ないんでスグには買えないですけど』
ヴィル「どんだけお金ないのよ、アンタ
まぁいいわ試供品なら腐るほどあるから
使い道に困ってたしあげるわよ。」
い、良いんですか?!
え、でも・・・多少は何かあげないとな・・・
『な、ならお礼に何をお渡しすれば
お姉さ・・・ヴィル様喜びますか?』
ヴィル「・・・ま、アンタが出来る事なんて
限られてるでしょうけど。
次回までに考えてきなさいよ」
い、一番困る言い方キター・・・
美意識高い美人お姉様なんて
友達にいた事なかったからなぁ・・・
ヴィル「もうそろそろ着くから、
そのボケーッとした顔直しなさい」
『あ、はい!!』
でも、無料で試供品貰えちゃうから
こういう層の人にも売れる商品を考える
良い機会になるかもしれない
スマホでまずは、トレンドや情報収集だ!!
ヴィル「まずはシャワー室にぶち込むわよ、
アタシの大事な化粧モデルなんだから」
『え゙っ・・・』
え、私また臭いですか?!
そうだとしても朝風呂めんどくさ~・・・!!