第4章 2.5日目
学園長室を出てから
ちょっと迷ったけど
なんとか到着できた・・・!!
『・・ここがハーツラビュル寮』
寮ってレベルの建物じゃない
思わず鏡の移動で酔ってしまった吐き気を
忘れてしまいそうになる
『・・・薔薇、綺麗だな』
更に庭は手入れが行き届いており、
白色と赤色の薔薇の花が沢山咲いている
観光地とかにしたら儲かりそう
ほら今流行の映えってやつ
???「こんな夜遅くに、どうしたんだ?」
『だっ!!!!!!!!!』
えっ、こ、声掛けられた?!
どうしよう?!どうする?!
そりゃ不審者だよね?!
ごめんなさい!!!
???「驚かせて悪かった、大丈夫か?」
『だ、だ・・・び、びっくりした・・・』
思わず尻もちついてしまった・・・
???「いや本当に悪い、
まさかこれ程驚くとは思わなかった」
『わ、私の方こそすいません・・・』
あ、ちょっと服汚れちゃってる
帰ったら洗濯しなきゃ
???「立てるか?手を貸すぞ」
『あ、た、立てます、すいません・・・』
エースとデュースに出会う前で良かった
絶対に笑われる、こんなの見られたら
???「・・・君、例の食堂で働いてる子か?」
『・・・え、あ、はい!!そうです!!』
学園長が皆に伝えてくれたのかな
???「やっぱりそうか、
この学園でスカートを着てる子なんて
君ぐらいしかいないからな」
『すいません。
一応パジャマからは着替えたんですけど
制服がこれしかないので・・・』
やっぱり目立つというか
迷惑掛かるし、ズボンに替えようかな
トレイ「そういうつもりで
言った訳じゃなかったんだが・・・
何だか謝ってばかりだな。
俺はトレイ・クローバーだ。
宜しくな、
"トイレの花子ちゃん"」
『よ、よろしくお願いします。』
トレイさんにも頬にマークがある
流行ってるのかな・・・
トレイ「ハーツラビュル寮の3年で
一応、副寮長をしているんだ」
私と同い年なのに、めっちゃ大人・・・!!
トレイ先輩と呼ばせて貰おう
『す、凄い・・・副寮長・・・』
トレイ「いやいや、凄いのは寮長だよ。
俺は飾りみたいなものだ。」
もしかして
エースとデュースの居場所分かるかも!!