第3章 2日目
ーグアアアアアア!!!!!ー
化け物が大きな音を立てて倒れ込む
『す、すご・・・』
3人が得意魔法を使って
死ぬ気で化け物と戦ってくれた
デュース「はぁ、はぁ・・・・・・っ」
エース「やっ・・・・・た?」
化け物は倒れ込んだまま、全く動かない
グリム「か、勝った・・・
オレ様達が勝ったんだゾ!!!」
夢じゃないよね
これ、本当に夢じゃないよね?!
『た、退学回避・・・できる?』
あ、ダメだ
涙腺ガバガバになってる・・・
デュース「よっしゃあ!!!勝ったぞ!!!
花子、見てたか?!」
エース「やったぜ!!オレ最強じゃん!!」
グリム「勝利のハイタッチなんだゾ~!!」
「「「イエ~~~~~ッ!!!」」」
良かった
本当に良かった・・・
ほんどによがっだあああああ!!!!
グリム「花子!?
な、なんで泣いてるんだゾ?!」
デュース「花子?!
怪我したのか?!」
『だいがくがいびでぎる!!!!』
鼻水止まんないよおおおおお!!!!
みんなよがっだねええええええ!!!!
エース「泣き顔面白過ぎでしょ、
写メって保存しとこ」
『やめでええええええええ!!』
ぜめで盛れてる顔にじでええええええ!!
グリム「いつも花子がしてくれる
撫で撫でしてやるんだゾ!!
オレ様は優しいんだゾ!!」
肉球がポニョポニョじでる・・・
あったけぇ・・
デュース「・・・ハンカチ持ってないんだ、
俺の服で良ければ
涙とか拭いていいからな」
『あ、ありがどう・・・』
退学なんか絶対にさせないと
心に決めてたけど
不意に3人がいない学園を想像してしまって
それで怖くなって
『・・・はなみずどまんない・・・』
でも、それももうお終い
退学しなくていいんだ・・・
エース「・・・ってか、立てんの?
オレまた抱っこしてやっても
良いんだぜ?」
『・・・だ、大丈夫。
皆の方が絶対にクタクタだから・・・』
泣きすぎて目が痛いけど
頑張って帰ろう
グリム「目と鼻が真っ赤なんだゾ・・・」
デュース「目も腫れそうだな、
学園に戻ったら冷やさないとな」