第3章 2日目
こうなったら、やけくそ作戦だ
3人の魔法をうまく利用して勝つ!!
グリム「オレ様責任重大なんだゾ・・・」
まずは、グリム君の声でおびき出して貰う
グリム君の身体がブルブル震えてる
そりゃそうだ・・・私だって怖い
『グリム君怖いと思うけど、
将来大魔法士になる男なんだから
化け物をおびき出すぐらいへっちゃらだよ!』
グリム「・・・ま、まぁな!!!」
少しでも気が紛れるといいんだけど
エース「ほんと、調子良いよなコイツ・・・」
デュース「期待してるぞ、グリム」
私達はもう一度鉱山の入口へ向かった
化け物が実は
学園長のドッキリでした~とかないよね
エース「マジで死ぬかもしんねぇのに・・・」
エースの気持ちも分かる
物凄く分かる
『大丈夫、4人なら勝てるよ絶対に』
デュース「俺もそう思う、4人で勝つぞ」
エース「そういう熱いの苦手だわ~・・・」
エースはスポ根系の漫画とか嫌い・・・?
私結構好き・・・
デュース「皆、あれ化け物じゃないか?!」
デュースの声で一気に緊張が走る
エース「うっわ、マジだ!!」
『化け物いたよ!!グリム君お願い!!』
化け物の姿が見えた
鉱山への侵入を警戒しているみたいだ
グリム「や、やい!!バケモノ!!!
コ、コココッチなんだゾ!!!」
ーグルルルルル・・・・ー
エース「うっわ!!やっぱ怖えぇ!!」
デュース「俺達を警戒してるのか・・・」
何度見ても怖い・・・
ーガエレエエエエエェエエエ!!ー
グリム「ギャッ!!来たんだゾ!!
花子~!!!」
『こ、こここ!!!
こっちだぞ!!!化け物!!!!』
私とグリム君で互いに反対方向から叫んで
化け物を混乱させる作戦・・・どうだ!!
ーコッチニモ・・・ドロボウ・・・ー
『そそそうだ!!!ドロボウです!!』
エース「何自己紹介してんの?!」
デュース「化け物を見てみろ、
混乱しているみたいだ!!」
グリム「そ、そうだゾ!!
オレ様達はドロボウなんだゾ!!」
もうどうにでもなれ!!!
私達はドロボウだ!!!!!!
ーワダサヌ・・・オデノ・・・オデノ・・!!ー
グリム「花子!!
バケモノが攻撃してくるんだゾ!!」
なななななんだあのでっかい手!!