第1章 1日目
ゴソゴソ
ゴソゴソ
『・・・・・・ん?』
目が覚めると暗闇の中で何か物音がした
え?ご、ごきぶり?
『・・・・・・んん?』
というか、何で真っ暗なんだろう
おかしいなぁ、私ベッドでごろごろしてて
なんか目の前が急に明るくなったんだっけ・・・?
んんんん・・・??
???「やべえ。
そろそろ人がきちまうゾ。
早いところ制服を・・・・・」
目覚めたばかりで頭が回らない
???「どうやって制服を手に入れればいいか
分からないんだゾ~!!」
あれ?何か自分以外に聞いた事のない声がする
『・・・というか、
何で真っ暗なんだろう・・・夢?』
今現在の視界は真っ暗で
自分は仰向けに寝かされている状態らしい
不思議と腰は痛くない
下がちょっとフカフカになっている
自分が普段寝ているベッドよりも
高そうな素材だ・・・
『変な夢だなぁ・・・』
真っ暗闇だけど
不思議とあまり怖くはなかった
折角の夢ならお腹いっぱい寿司が食べたかったな
いつ目覚めるんだろう
目覚めたら朝ご飯作らなきゃなぁ
面倒くさいなぁ・・・
そう呑気に考えていた瞬間だった
???「うーん!!!
この蓋、重たいんだゾ。
こうなったら・・・奥の手だ!」
やっぱり誰かいるみたいだ
『だ、誰・・・奥の手・・・?』
???「ふな゙~~~それっ!」」
青白い炎が視界の中に入ってきた
え?青白い炎・・・?
え?熱・・・
え?
夢だよねこれ
え?暑?
え??
みるみるうちに、青白い炎が一面に広がる
『ぎゃーーーー?!??!』
夢のくせにリアルで熱いよこれ?!
え?!
え!?夢のなかで死んじゃうの私?!
真っ暗闇で?!
まだ生きてたいんですけど!!
『あぢーーー!!!!!!』
丸焼きになる!
この真っ暗闇の中で
私丸焼きになってしまう!!