第6章 翌日のご報告（カフェにて）

そう言いながらお水を持ってきてくれたのは花巻さん


あおいさんの高校の時の同級生



だから？私にも良くしてくれる。




背が高くてイケメン


たぶん花巻さん目当てでここに通う人も多いのでは？





「うーん、私は今日はAランチ！」



「じゃあ私も同じのを！」





減らない愚痴にメニュー見るのも忘れてた。



だけど、了解っていうイケメンを見て

今日も顔がいいな～って、ちょっと落ち着いた。



さすがイケメン


イケメンは正義





「で？昨日何があったの？」



「あ、そうでした！」





今日、あおいさんをランチに誘った理由を忘れてた。





「簡潔に言うと

倫太郎と治くん、友達でした」





あおいさんは私と倫太郎の関係を知っている

数少ない中の一人。




入社してからの先輩だから、知り合って四年？



あおいさんは面倒見がよくて優しくて


あっという間に私が懐いて

そして一年経たない内にこの関係を話してしまうまでの仲に。





ものすごく珍しい、

というかあまり時間を経てないのにこの関係を話してしまった唯一の人物。





だからというのもあって？




部署が変わった今でもこうやって

ついお誘いしちゃう。