【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第4章 治とバレーを見に行く話
治くんが関西弁だからって、
兵庫出身だからって。
まさか、倫太郎の友達だなんて思わないじゃん。
あれから倫太郎とはずっと一緒にいるけど、
やっぱり高校生で離れ離れになったこと。
今更どうしようもないけど
だけど一緒にいれなかった原因の
その期間のバレーをどうしても好きになれなくて。
そんな私を倫太郎もわかってるから
高校での部活のことはあんまり知らない。
ただ、私が聞けば高校の話をしてくれて。
最近は話題にならなかったけど
そういえばよく
「双子が」
って言ってたなって思い出す。
その "双子" って
治くんと侑くんだったのか。
「角名、だよね」
「ちゃん、角名知ってるん?
あいつも上手いもんな!」
選手としての "角名" を知ってると思っているだろう治くんが
にこにこしながら言ってくる。
「私、角名と幼なじみなんだよね」
「え?!ほんまに?!」
「うん。たまに倫太郎の試合見に行くから
バレーも見たことあって」
私もにっこりと笑う。
………倫太郎と治くんが友達
うん、想定外。