【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第24章 仙台より(帰宅)
「ちゃーーーん!心の声~!」
「え?」
「"こいつケンカ売ってんの?" って(笑)
きっとケンカは売られてないから、まぁ落ち着いて?」
「ケンカ売ってるのはそっちじゃん」
「はぁ?」
「倫太郎くんもあおらない~。
なんでわざわざ私にまで連絡してきたか。ね?」
あぁ。ダメだ。
関係ないあおいさんに
また気を遣わせてしまった。
「スミマセン。あと今日、本当にありがとうございました」
「んーん。その代わり今度チケットお願いしてもいい?
久しぶりに一静と一緒に観に行こうかな!」
「もちろん。日にちとか決まったら連絡ください」
「ありがとう!よろしく~」
私は置いてけぼりのまま、二人の間で会話が進む。
「じゃあ私この後一静と待ち合わせてるから。
先に出るね?ちゃんまたご飯行こうね~!」
「あ、はい。本当にスミマセンでした」
「なにが?今日はね、待ち合わせデートなんだ~!
一緒に住んでると休みの日のお出かけって
ほぼ必ず一緒に出るでしょ?
だから、別々に出て待ち合わせようって言ってて。
だからそれまでの間、
本当に私がちゃんに付き合ってもらったの!ありがとね!」
たった一年しか生きている年数は変わらないけど
私もこんな大人になりたい。