【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第24章 仙台より(帰宅)
「倫太郎くんとは仲直りできた?」
「いや、まだ」
「もお!いい加減許してやりな~?」
許せないのかというと許せてないんだけど、
だけどどうしてここまで自分が頑ななのかということが
実は自分自身でもよくわかっていなかった。
いや、倫太郎が言ってなかったってことなんだけど、
だけど、そうじゃなくて。
「…………もし、せんあさんが同じようなことあったら、
いや、同じことは起こるはずがないんですけど。
でももし一静さんがあおいさんに黙って
他の女の人と会ってたり………
なんてことがあったら。
その時あおいさんはどうされますか?」
「んーーーーー。そうだなぁ」
んーーーーー。って
こんなしょうもない質問をすごく考えてくれている。
「実際にそうなったら、
んーーーー。
もしかしたら違うかもしれないけど。
だけどたぶん、何もしない。かもしれない、かな?」
「あおいさんって、実は10歳くらい年上だったりしますか?」
「残念。ちゃんが知ってる通りひとつ上だよ」
そう言って笑うあおいさんは、
やっぱり生きている年数は一年しか変わらないらしい。
いや、逆に私の精神年齢が低いのか?
そんなつもりはないんだけど
だけどどうかと改めて考えると、自信はない。