【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第22章 仙台で(夜ご飯の後)
「なんかスミマセン。ご馳走様でした」
「ありがとうございました。ご馳走様でした」
「いいのいいの!俺たちが誘ったんだし!」
「せやで~。それにこれは賄賂やからな?
これからも俺たち応援してもらわなあかんからな?」
侑くんが悪い顔をしながらそんなことを言うと
本当にそう聞こえてきてしまってなんだかおかしかった。
そして自分たちの分は
もちろん自分たちで支払うつもりだったけど、
侑くんと木兎さんが奢ってくれた。
お断りをしたけど、最終的にはお言葉に甘える事に。
お部屋で会計を済ませて
そして入口のホールでご挨拶
「時間遅くなっちゃったけど、ほんとに送らなくて大丈夫?」
「もし二人になにかあったら、俺サムに顔向けできへんわ~」
「あ、でもまだもう少しおしゃべりして帰ろうかなって思ってるんで!」
明日も試合の二人に合わせて、今はまだノンアルコール。
だからこの後はいつも通り?
あおいさんと二人で飲みに行く予定。
「なら気を付けてな?」
「うん。今日はありがとうございました。
また応援行きますね」
「うん!よろしく!」
「あれ~?」
………?
突然後ろの方から、私たち4人以外の
だけど知っている声が聞こえてみんなで振り返ると
そこには古森くん
と倫太郎
で、つい倫太郎と目が合う。
……………えぇ~
「なんやお前らもおったん?」
「でかいやつらがいるな~って思ったら、侑と木兎さんじゃん。
ってアレ?ちゃん?」
「あ、古森くん。お疲れ様。あと今日はおめでとう」
そこにはもう一人いるんだけど、
私に声をかけてくれた古森くんだけに挨拶をする。
別に無視してるわけじゃないよ?
だけど古森くんが声をかけてくれたから
それに対して返事をしただけ。