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【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか

第20章 仙台で(会場にて)


「………大丈夫?」





………………。





「どうでしょうか……………」



「でもね?!ほら!

まだ彼女だって決まったわけじゃないし?!」





あおいさんは私に気を遣ってそう言ってくれる。





だけど、


だけどさ?




彼女でもない人が倫太郎のユニフォーム着て

一人で仙台まで来る?




それに、そもそもここは関係者席。


ということは倫太郎がチケットを準備したってことじゃん。



倫太郎に対して一方的に好意を寄せてる人に対しては

リンはチケットを準備したりしない。



そして何より、倫太郎が今まで遊んできた女の子は


主にギャル系とか、

あとはキレイなお姉さんが多い。と思う。




だけど、二列後ろに座っているその人は、

そんなんじゃない。



綺麗な人だけど、ジャンルが全然違う。





………は?


これはもう、真っ黒じゃん。





「いえ、あれは彼女です」



「え、なんで?!」





その結論に至るまでを、あおいさんに伝える。





「あーーーー。なるほど。

どうするの?帰ってから話し合い?」



「どうでしょう。とりあえずその時に考えます」



「あ!そうだ!倫太郎くんのユニフォーム!

着なくていいの?!」



「着ませんよ」



「なんで?!倫太郎くんにはちゃんでしょ?!

私が倫太郎の女です!って!

負けないで?!」



「それはそうですけど」





そこだけは絶対に誰にも譲らない。
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