【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第15章 クリスマスの朝
「ただ、私でちゃんとお役に立てるのかという心配はある」
「大丈夫やって!アイツらでも出来ることやし。
あとな?よければその時、
今日みたいに泊まったりできへんかな……?」
私がお正月に帰らないと言えば、リンは何と言うだろう。
一人だけ帰る?帰らない?
………たぶん、帰らないよなぁ。
「もしかしたら友達と会うかもしれなくて
もうちょっとしてからお返事してもいい?」
「おん。また教えてな?」
手の甲で頬を撫でられるとそれが気持ちよくて
思わず目を閉じて返事をする。
「………まじでアカンわ」
何が?と思ったけど、隣にいたはずの治くんに覆い被さられて、
そして太ももに当たる硬くなったものに
あぁ、なるほど。とすぐに状況を理解できる自分も自分で
なんだかなぁ。とは思う。
だけどそれだけ
治くんから "好き" をもらっているんだということにも
同時に気づく。
身体を重ねるということは、こういうことなのか。
だけど、重ねてしまったものはもうしょうがない。
朝からそのまま、快楽に溺れた。
(2021.6.21)