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[ONE PIECE] 癒し恋 〜ローver〜

第25章 またまた島上陸




「ふぎゃ⁉︎ …って、ローか、おはよう…って、まだ早いよ、朝ごはん‼︎」
「分かってる。目ェ覚めたんだよ。…で、お前を探してた。」
「? なんで…」
「…お前に会いたくなったからだ。」
「⁉︎」

さらりと何気に恥ずかしい台詞を言い、真鈴に近づく。
真鈴は自分の体温が上昇したことがよく分かった。
顔が赤くなり、熱を帯び始めた。

「な、何言ってんの、いきなり…」
「いいじゃねェか。…会いたかったんだから。」

(…触れてェ)

ローは赤くなった真鈴の頰を撫でた。
触れられた途端、彼女の身体がピクッと動いた。
上目遣いにローを見つめる。

「…っ」
「ーんっ」

真鈴の顔を引き寄せ、唇を重ね合わせた。
リップ音が部屋に響く。

「んぁ、ちょ…っ、ひ、人っ、人来たら…どうすん、のっ」

少し唇を離す。

「…その時はその時だ」
「恥ずかしい、嫌だっ‼︎」
「俺は嫌じゃねェ。」
「自己中な…んっ‼︎」

真鈴の言い分を唇で塞ぎこみ、黙らせた。

「んふぅ、ぁ…」

だんだんキスが激しくなり、舌で口内を弄ばれるうちに、真鈴の思考力が鈍くなっていく。
…思う存分真鈴の唇を弄んだ後、ローは力が抜け切っている彼女の身体をぎゅっと抱きしめた。
そして、真鈴の耳元で

「好きだ…真鈴」

…と、とろけるような甘い声で囁いた。

「な、によ、朝っぱらから…っ‼︎」

真鈴の心臓はバクンバクンとはちきれんばかりに脈打っている。

「…言いたかっただけだ」
「ロー…」

ローは真鈴の頰に軽くキスをした。
真鈴を抱きしめたまま、彼女の右肩に顔をうずめる。

「っ、ロー…!」
「なんだ…」
「私も…ローのこと、好き…だよ…?」
「…っ、知ってる」
「…だよねー…ふふっ」

しばらく二人は抱きあっていた。
…が。

「ロー……私そろそろ、ごはんの準備、しなきゃ…」

真鈴は言いづらそうに言った。

「えー…」
「えー、って…仕方ないでしょ…。」
「……離れたくねェ」
「‼︎」

ローは抱きしめる力を強めた。

「…ロー、こっち向いて」
「…?」
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