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[ONE PIECE] 癒し恋 〜ローver〜

第21章 一緒に……お風呂?



……案の定、そこにはー…

「待てって‼︎ これには訳がっつ‼︎」

ベポの蹴りを食らったローがいたのだった…。

(ロー⁉︎ な、なんで…)

「船員ちゃんと我慢(?)してるのに、なんでキャプテンだけ抜けがけしてるんですかーっ⁉︎」
「だから違ェって‼︎ シャ」

ローの視界に、こちらの様子をみる真鈴のタオル姿が入った。
一気に顔の熱が上がった。

「っ‼︎」
「っ⁉︎ ひゃっ⁉︎」

真鈴はローとバッチリ目が合い、とっさに扉を閉めた。

「キャープーテーンー〜?」

ベポがローが今まで見たことのない、恐ろしい表情をし、詰め寄ってきた。

「おい、今のはたまたま…‼︎」
「キャプテン〜‼︎ いくらキャプテンだからって、許しませんよーっ‼︎」
「べ、ベポっ‼︎ 今のは偶然っ…‼︎ わ、私がドア開けて覗いてたから…っ」

(ローが何した訳でもなく…っ‼︎)

「え? そうなんですか?」

拍子抜けた声でベポは言った…が、すぐに声色を低くし、

「…でもキャプテン、顔真っ赤で鼻血出てるんですけど⁉︎」

…と、言った。

(はいぃぃ!!!!?)

「っ‼︎ し、仕方ねェだろ、これは不可抗力だ…っ」
「キャプテン、とりあえず鼻血止めましょう…」
「あ、あァ…」
「ちょっ…ロー鼻血出たの⁉︎ 大丈夫⁉︎」

真鈴が扉を開け、洗面所に飛び込んだ。
男2人揃って目を見開いた。

「え⁉︎ ちょ…真鈴さん‼︎」
「? …あ”っ」

真鈴は再び風呂場に戻った。

「ご…ごめんなさい…見苦しいものを…‼︎」
「い、いや、謝らなくても…」
「…キャプテン、鼻血酷くなってます」
「っ‼︎」

なるほど、ローの鼻血は少しひどい。

「ロー…少しの間、目ェ瞑って?」
「?」
「すぐ、終わるから…」
『‼︎』

男2人は真鈴が何をしようとしているのか、気がついた。

「…とりあえず早く目ェ瞑って下さい、キャプテン」
「あ、あァ」

ローは目を閉じた。

「真鈴さーん‼︎ いいですよっ‼︎」
「おう」
「おう、って…」
「そんなことどうでもいいですから、絶対に目ェ開けちゃ駄目ですよ‼︎ …また鼻血出ますよ」
「…分かってる」

扉を開く音が聞こえ、ひたひた、と真鈴の足音が聞こえてくる。
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