第7章 後記
ここまで読んでいただきありがとうございます。
大・相「ン…っまぁぁ~いっ♪」
櫻「…」
またやってる。
ライブ限定だったはずのスイーツ部、五人の仕事が多くなった昨今、なぜか時々開催されている。本人らいわく、正式な部活動じゃなくてサークルレベル、らしいけど。
にしてもまぁ~美味そうに食うよね、ホント。三十路のオトコ二人(笑)。
今日は臨時部員増えてるっぽいけど。ニノも…食わされてるね。てか、マツジュンの差し入れだから味は間違いない。どっかの著名なパティシエのだとか。
ぶっちゃけ興味あるよ。絶対美味いのはわかってるし。
でも…
ほら。ね?昨夜の余韻を大事にしたいっていうか、さ?うん。
俺の彼女が丹精込めて焼いてくれたチェリーパイとは、やっぱ勝負になんないから。そこは別次元…。
二「ん。美味いじゃん。なんだっけ。ラズベリーパイ?」
そう。ビミョーになんかかぶってるのよっ!だから余計になんか、食べて比べちゃいそうな自分もイヤっていうか…。
大「まだあるよ」
二「んじゃ、今くらいのおかわり」
相「おま…さっきの、ちっちゃく切るのめっちゃ大変だったんだからな!?」
松「崩れやすいよね、パイは」
そうなんだよ。彼女のもサクサクで食べるの大変で、それでひと笑いってレベル。でもまあ、めっちゃ美味かったんだけど?なんせ愛と勇気の分量が違うから!(笑)
相「んん~!サクサク感半端ないぃ~」
大「中のベリーもぉ~…ベリー・グゥ~!」
二「…(嘲笑)」
プロのだもん。そりゃ~さぞ、サクサクでしょうな…。
見てたら食べたくなっちゃうから背中向けてテレビに集中~。